
知っ得情報 ≪今年は新型鳥インフルエンザの大流行が心配されています≫
朝日新聞 1月10日(火)
体力保ち常時マスク 新型インフルエンザ対策
国や県で対策が急がれている新型インフルエンザ。鳥のウイルスが突然変異し、ヒトへの感染力を持った場合、国内での大流行も心配される。埼玉医大教授の前崎繁文さんは「日常の対策を万全にすることが流行を最小限に抑える唯一の道」と語る。
以下は記者との一問一答の記事中から小見出しとその概要を抜粋しお伝えします。
従来のインフルエンザと新型の違いは。普通のインフルエンザは多くの人にかかった経験があり体内に抗体がある。ワクチンもあるので予防も可能。新型は予測がつかず、抗体もワクチンもない。かかって平気という人はない。必ず熱などの症状が出る。『自分は風邪を引かない』という油断は禁物だ。
以前流行したSARSも新型もくしゃみなどの唾液を通じて感染するが、感染力が違う。新型はいったん国内に侵入すれば前者のように隔離することで流行を防ぐことは出来ない。数週間のうちに国内で大流行が始まる。
■入院3万人にも
大流行が始まれば医療機関はパニックに陥るだろう。患者数の予想は従来のインフルエンザの100〜200倍。県の対策では目下数百床を確保しているというが、県内の患者の試算数は1〜3万人。病床は間違いなく不足する。
国が備蓄をはじめている抗インフルエンザ薬タミフルについて。
タミフルが新型インフルエンザに効果があるのか試した人はいない。現在も鳥インフルエンザにかかった人に飲ませているが、半数程度の人が亡くなっている。タミフルは発熱から48時間以内に飲まなければ効かず、毎日飲まないと予防も効かない。
一方でワクチンを作るには、新型ウイルス発見から数ヶ月が必要。厚労省が安全性を確認する時間を含めると、利用開始まで最低1年はかかる。
■人混みを避けて
大流行は来週かもしれないし、来年かもしれない。大切なのは、報道などの情報に敏感になり、発生の一報をつかんだら素早く反応すること。インフルエンザは人混みで感染する。職場、学校、電車、映画館、デパート、飲食店などは特に感染の可能性が高い。
■家の中を暖かく
日常生活での注意点は。風邪と同様、マスク、手洗い、うがい、十分な食事、睡眠による体力保持が大切。マスクは市販品で良く、常に外さないことで効果がある。ヒトに感染するウイルスは通常、33度以上の気温では生きられない。職場ではウオームビズなどの事情もあるだろうが、家の中ではなるべく暖かくしておくに限る。湿度も30〜40%が望ましい。
長くなりましたが、今年の冬は寒いので特に注意が必要です。また、新型インフルエンザへの心構えを十分にして穏やかに1年が過ごせるようお互いに心しましょう。