知っ得情報 《相続手続きを早くしておけばよかった・・・》 せめて遺言証書さえあったらなぁ〜!!
相続の手続きは、言い換えれば財産を誰にどのように分けるかということです。
付き合いのある親戚だからといって、話し合いが円滑に円満に整うとは限りません。
まして初めて顔を合わせた人とお金の話を切り出すのはとても気を使うことです。
また、相続人が6人以上いると、あれこれ文句や注文をいう気難しい人が、必ず一人は
います。これは不思議です。こういう人がいると、話し合いが長引きます。その間に
相続人の考え方や要望が二転三転し、まるで出口の見えない迷路に入ったように関係者は
困惑し疲れきってしまいます。
相続の手続きとは、いつまでにしなければならないという期限はありません。これは気持
ちの上では楽なことかもしれませんが、厄介な結果を生じかねないことでもあります。
実際、私がお手伝いさせて頂いた相続で、昭和20年代に亡くなられた方のケースがこ
れに当たります。
法定相続人は15人、うち行方不明者1人、海外在住する人が1人という事例で困難を
極めたことは言うまでもありません。住民票や戸籍譜本などを集めるのも一苦労、
中には印鑑登緑をしていない方もいて、実印を作って頂くお願いに回りました。それよりも大変
だったのは、親戚とはいえ一度も顔を合わせたことがない間柄の人が数人いたことです。
そんなとき、関係者の口からでてくるのは「もっと早く手続をしておけば、こんなこ
とにならなかったのに」「遺言があれば、こんなにもめなくて済んだのに・・・」という言葉
です。本当にその言葉の通りです。49曰の法要が済んだら、悲しみが残るなか故人との
思い出をひとつ一つ心に刻みながら、相続の維承をするのが故人への感謝につながります。
残された人たちが困らないように遺言を作ることそして、遺言どおりに手続きをしてく
れる遺言執行者を決めておくこと。また、手続きを早めに行うことがどんなに大切で重要
なことか、少しでもお分かり頂けたら嬉しいです。
行政書士 えがしら節子