ひとりひとりを大切に 
埼玉ネットワークセンターの11のポイントのひとつライフ&エンデイングセンターが、NPO(特定非営利活動法人)の設立総会を開くはこびとなったことは大変嬉しいことです。
 高齢者がますます多くなる今後の杜会にあって、高齢者福祉は「高齢者が自立し、輝いて生きること。最期まで尊厳をもって生き抜くこと」の為にこそ必要なもの、決して弱者の為のものではありません。
 LECはいままでもひとりひとりを大切に、WACのネツトワークを繋ぐ幅広い活動を目指してきています。葬送についての勉強会も2年余り続いているということですが、これからも真撃に研鑚を積み、地に着いた活動を続けて欲しいと思います。今後の活躍と発展に大きな期待を寄せています。

社団法人 長寿社会文化協会
理事長 一番ヶ瀬康子


WACライフ&エンディングセンター
特定非営利活動法人(NPO)設立総会

 7月31目(月)猛暑の中、大東京火災浦和ビル4階会議室に期待を胸に抱いた19名の仲間が集まりました(他に委任状提出15名)。1時30分、全員が着席、設立総会が開催されました。議長選任に続き、須斎代表から次のように挨拶があり、「議題1一法人設立の意志」を全員で確認しました。

 「私達は一昨年より勉強会や講演会活動を続けてきました。今日の葬儀のあり方や墓地について疑間を持つ参加者は会を重ねるごとに増え、この間題が一部の人達だけでなく、大勢の人々にとって大きな関心事なのだと、あらためて感じました。そんな流れの2000年6月12目の集いの席上、これからの活動をより深くまた拡げてゆくためにもNPOの取得が必要との声が上がりました。有志により設立準備会が作られ、毎週月曜目、案を練り討議を重ねて、本日、設立総会を開催することができました。

 葬送は単に人生の終末の儀式なのではなく、生の延長線上にある大切な一通過点なのだと考えています。高齢期をいきいき生きる時期〜介護する、される時期〜苦痛や不安の緩和のケア、ターミナルケア、尊厳死の間題〜葬送〜遺産や身辺の物や事の後始末〜墓。そして残された人達の心のケアまで...。私達が自分の後半生を考えたとき、福祉、医療、法律、葬送等々なんとさまざまな分野に関わる間題が待ち受けていることでしよう。

(NPO)設立総会  生きることと死ぬことをトータルに捉え、葬送以外の分野での活動もとの願いを込めて、会の名称はライフ&エンディングセンターとしました。智慧や力を出し合い、助け合って、これからやってくる間題を解決してゆける仲間の輪が広がることを願い、啓蒙や情報提供、もしもの時の第三者としての活動、他の団体とのネットワーク活動などを続けてゆきたいと思っています。」
 ひき続き定款承認、代表者および役員の選任、事業計画案と収支予算案の承認、埼玉県へ提出する書類について確認し、最後に議事録署名人を選出して3時10分終了しました。




樹木葬墓地 見学記
 ちかごろ自然葬についての話題をマスコミが度々取り上げています。散骨についてはよく耳にしますが、昨年11月に福島県一関の祥雲寺で全国初の樹木葬が行われました。説明会が既に4回開かれ、90名を越える方が山野草の咲く雑木林帯に眠ることを決められたそうです。


 7月16目、4回目の説明会に参加しました。ピクニック気分のLEC仲間7人が、早朝の東北新幹線”やまびこ”で一関に向かいました。12時半からの祥雲寺での説明会には、老若男女75人程度が参加していたでしょうか。首都圏からの参加者が思いの外多いのに驚きました。どの顔もとても明るく、お墓の説明を聞くというよりマンションの説明会といった雰囲気でした。概要説明の後、2台のマイクロバスで墓地へと案内されました。そこは赤松林、雑木林、沢を流れる水、花の季節を過ぎた山野草。畔には名残りの蕨があり、典型的な里山の自然そのものでした.

現地管理事務所で一休み
 参加者の中にはいち早く気に入った区画を契約した家族も多く、中には持参した遺骨を埋葬した家族もありました。社会が多様化する中、承継者を必要としない新しい墓として大変好しく思いました。

 私たちLECの仲間にはレンゲの精になりたい人、開発途中で打ち捨てられたゴルフ場を明治神宮の森のような憩いの場としたいと100年後の夢を語る人などあり、葬儀や墓について学ぶ中で夢を抱いてきましたが、樹木葬はその夢に現実性を与えてくれたように思いました。

 “花に生まれ変わる仏たち"をコンセブトに誕生した樹木葬を見学して、考えることの多い一目でした。

(嶋紀美子)


「お互様」を形にしてサービスします

 「お互様」こんな言葉を交わすことが少なくなった。そう思いませんか。先日ラッシュは過ぎているものの結構混み合った電車の中、「お互様です」という小さな、けれど明るくはっきりした声が聞こえてきた。目を向けると、座席に座った白髪まじりの女性が、前に立った女性(60歳前後か)の手から重そうなバッグをにこやかに受け取って自分の膝に載せるところだった。

 こんな風景が当たり前だったのはいつ頃までだったろうか...。60歳中半になって腕の力に自信が持てなくなり、おまけに背が低い私などは、重い荷物があっても網棚に乗せられない(この頃の網棚は高い)し、さりとて若い男性のように床にドサッと置いて両足で挟んで立つわけにもいかない。必要があって持って出たものの、思いバッグを呪いながら「どこか空いてないかなぁ」と、さもしい思いを隠してさり気なく立っている。こんなときの「お持ちしましょうか」のひと言は嬉しい。その日は一日中気分が楽しく、人にも優しく接しられる。

人間ひとりでは生きられない。どんなにイキがってみても、自分で自分のことが出来なくなっては、人様の手を借りるしかない。家族が面倒見てくれるなんて甘いこと考えても、実際は病弱な夫は当てにできないし、子供達にはそれぞれの暮らしがあるから多くの負担はかけられない。

 介護保険による介護の社会化は、まことにもって良いことだなぁと思う。が、昨今、聞こえてくるのは「お互様」なんて気持ちは全くない介護が横行しだしたということばかり。いや、心のこもった介護をしている人達も私達の周りには結構いるんだけれど..。

 そう、心の通う介護を受けたいのは私だけではないと思うけれど...。

 病気で倒れたとき、不幸があったとき、もしものとき、一体誰に頼んだら良いのか、迷う人も多いはず。親切なヘルパーさんや、安心な葬儀屋さんがわかれば助かるなぁ。もしものときの第三者として「お互様」を形にしてサービスできないかしら..。こんなことから同じ思いの仲間が集まってNPOをつくろうとしています。小さな思いを集めて大きな思いにしたい。どうぞ、仲間入りしてください。

(須斎美智子)



東京新聞(東京'99年12月9目)

墓地使用60年まで韓国【はかなき死後!?】

〔ソウル〕先祖を敬う儒教思想の影響で土葬が一般的に行われている韓国で、墓地の使用面積を現行の3分の1以下とし、使用期間も最長60年までに制限、大葬を奨励する法改正案がこのほど国会の小委員会を通過、成立する見通しとなった。

 改正されるのは「埋葬および墓地に関する法律で、2001年1月から、現在個人が墓地として使用できる面積約80平方bを、約3分の1の30平方bに縮小、共同墓地の場合は、10平方bに制限した。

 現在、事実上永久使用できる墓地の使用期間を15年に限定、その後3回にわたって15年間ずつ延長できるが、60年経過後は、遺骨を納骨堂に移し、墓地を明け渡すよう求めた。違反した場合は2年以下の懲役、または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金と処分も厳しくした。

 韓国では、河川などを除いた国土(96年末現在)の5%以上を墓地が占めるなど用地難が深刻化している。このため「このままでは、国全体が墓地になってしまう」として、大葬の普及を訴える世論が強まっていた。


??介護保険って、なに??

 先日、夫の母が入所している八戸市の特別養護老人ホームから大きな封書で「入所契約書」が送られてきた。介護保険の導入で、老人ホームヘの入所は「行政措置」ではなく「契約」になったから契約書に署名押印のうえ返送されたし、とのこと。え、なんで?なんで私達が契約者なの?

 夫は乳児の頃に他家へ養子として出され、母の元を離れて育った。母は娘(夫の姉)が世話していたが、一昨年その娘が急逝したため母の身元引受人が必要となり夫にお鉢が廻ってきた。身元引受人て、どんな責任があるんですか?と尋ねる私達に、亡くなられたときに...と言い辛そうな説明。そうか、お母さんもひとりきりで寂しいだろうし、ホームの方にもお世話になっているのだし、私達しかいないしネェと、引き受けた。

 だけど、身元引受人と契約者では意味が違う、責任が全然違うゾ。私達はあわてた。母が3ヶ月以上の入院をした場合、元のホームヘ戻れるとは限らない。すると私達には母と母の荷物を引き取る義務が生じるのである。入所に必要な費用を払えないと、私達が支払うか、母を引き取るかしなければならない。ちなみに母は要介護2だそうで、来年4月までは八戸市の経過措置で無料だが、5月からは介護保険の本人負担分と食事代で月額7万円余を支払わなければならない。

 夫は既に停年後の契約杜員の身、年収も少なくなっている。そんな〜、どうすりゃいいの?あれっ、身寄りのない人はどうなっちゃうのかな?

(嘉成勝子)



掲示板

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(LECだより編集部)

LECから
*事務局で腕をふるいたい方 
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紅葉の奥秩父〔中津渓谷〕の旅 
WAC埼玉歩こう会では、埼玉NCと合同企画で第2回自然随順の会を行います。原生林と清らかな清流、渓谷美に恵まれた自然豊かな環境で、中秋のひとときを過ごしませんか?
実施日: 10月18日(水)〜19日(木)
宿 泊: 中津川こまどり荘ロッジ
参加費: 11,OOO円十ガソリン代
申 込: 048(735)9622酒井
*先着20名で締め切ります。
参加者には後日、詳しい予定表をお送りします。

思い出を使った心のケア
 心理カウンセラー太田ゆず氏を中心に心のケア、癒し、心の健康管理などについて学び、また相談を受けています。
こころみ会048(838)7177 (WAC埼玉NCの新しいポイントです)

介護保険学習会

日時: 9月29目(金) 18:OO〜20:OO
場所: 浦和中央公民館 (岸町コミュニティセンター)
内容: 介護保険について ・ビデオ学習 ・介護保険の現状
主催: 生活支援センターYOU
問い合わせ先: 石井 048(838)7177

勉強会「健康な住まいを考える」

9月 6日 @ここまで来てるシックハウス症候群 A環境ホルモンって、な〜に?
9月20日 Bダイ才キシンの源を断つ C家庭の中の化学物質総点検
10月 4日 D現代畳事情 E健康な住まいで暮らすために
時間・場所 各回共PM1:30〜4:OO R浦和駅大東京火災ビル4F
参加費 3,OOO円(3回分資料代含む)
TEL・FAX TEL:048(823)3309 FAX:048(688)5877

編集後記:
 暑さと寝不足とたたかいながら、使命に燃えて(?)LECだより1号をまとめました。次号からは、読者の皆さんにも参加していただける紙面にしたいというのが、編集スタッフー同の願いです。ご意見、ご感想、どしどしお寄せくださいね。

(嘉成)

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