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LECの目指す福祉社会の実現に向かって 暑さも盛りとなりました。会員の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。まず最初に「LECだより」が大幅に遅れたことをお詫びしなければなりません。爾後もう少し頻繁に活動状況をお知らせできるようつとめたいと思います。
LECはこの7月末にNPO法人設立後2回目の決算を迎えることになりました。今年度の主な活動として、2001年の暮れに旧浦和市の中山道沿いにささやかな店を出しました。以後7ヶ月間にLECの社会的認知はそれまでに較べ大幅に広がりました。
「LECうらわ」では、葬送、墓にとどまらず介護、任意成年後見、死後事務処理、後片づけ、住宅改繕など会員内の専門的な力を借りながら月曜から金曜までの毎日相談窓口を開いています。ほかに当所ではリサイクル商品を扱って活動資金を作っています。近所の方々や通りがかりの人が毎日訪れ、時には話し込んでいかれます。こんなとき町に向かって開かれた拠点があることの良さを痛感します。
LECではまた、本年4月から来年1月までの10ヶ月間毎月第2火曜日の午後、さいたま市教育委員会の後援を受けて葬送講座を開いています。朝日、読売をはじめとして新聞、公民館などで開催を知った一般市民の方々が多数参加されています。
講座は参加者が実際に葬儀を主宰するときに役立つよう、ワークショップを組み込んで、自ら体験し、お互いが気軽に情報や意見の交換ができるように計られています。
8月に開かれた第5回講座では「墓」を取り上げました。1回毎、テーマ毎の参加もできますので是非ご参加ください。
LECワーキンググループは現在10名ほどで相談業務、フリーマーケット出店、葬儀、LECが取り組むべき任意成年後見や生前契約についての勉強会などを行っています。また、任意成年後見制度や生前契約に関する約款、契約書、企画書なども完璧なものにすべく大車輪で頑張っています。一人でも多くの方の協力を必要としています。いつからでもご参加ご協力ください。
9月16日(月)に定時総会を開催します。平成13年度はわずかながら前進がありました。14年度には一層事業を充実させ、さらなる発展ができるよう会員の皆様と力を合わせ、共に私たちが目指す福祉社会の実現に向かい歩を進めたいと思います。
須斎美智子
LEC葬送連続10回講座から2002年7月9日浦和ふれあい館
今年4月から来年1月まで毎月第2火曜日の午後開かれる講座には新聞、公民館などで知った方々など一般市民の方が熱心に参加され、葬送の問題に対する関心が大きいことがわかります。第4回講座ではそれまでの講座を踏まえて、チーム毎に擬似家族をつくり葬儀を出すという設定にしました。それぞれの家族がどんな葬儀を計画したかをリポートからピックアップしてお伝えします。
チーム極楽(リポーター河野啓子)
これからは極楽家のような葬儀が多くなりそうに思います。夫77歳は平凡なサラリーマンでしたが、ここ数年入退院を繰り返した結果病院で亡くなりました。葬儀にあたり72歳の妻が喪主を務めることになりました。
他に家族は長男が家庭をもって別居しています。夫には姉と弟が一人ずついますが妻の兄弟はありません。妻の年が平均年齢まで達するのに13年あり、退職金は将来に備えて温存したい。葬儀費用は100万円で押さえたいという意向です。
葬儀は親族のみで、仏葬にしたい。100万円には将来の墓に充てる費用も含むという設計です。
以下、チームが出した予算です。
| 斎場(自宅)
| 0円
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| 搬送
| 20,000円
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| 柩セット
| 15,000円
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| 焼香セット
| 6,000円
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| 霊柩車
| 25,000円
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| 骨壺セット
| 8,000円
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| ドライアイス(2日分)
| 16,000円
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| 火葬料(市民)
| 0円
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| 写真
| 20,000円
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| 花祭壇
| 150,000円
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| 読経料
| 50,000円
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会食費 (5,000円×10人)
| 50,000円
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| 他に人件費、雑費等
| 70,000円
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| 計
| 430,000円
| 残りは墓を求めるために残すことにしました。 葬儀予算全体では良いと思いますが、一部に少し無理があります。自宅葬では思いがけないことも起こりますので、事前に良く検討しておく必要があります。火葬料は自治体によって料金に差がありますので予算立てには要注意です。
チーム元気でいこう(リポーター高橋りの)
地味でも心を込めてをベースに葬儀を企画しました。親族は夫と妻、息子夫婦、娘夫婦。夫は88歳の高齢で、係累が少ないうえ友人知人もすでに多くは世を去っていますので、家族葬のような内輪のものにしたいということになりました。
祭壇は一般的な3段飾りの白木祭壇にしたい。花は息子と娘からのものの他に2対飾ることにしました。精進落としには、久々に会う息子夫婦や孫達とちょっぴり贅沢な料理とお酒を飲みながら、美食家だった在りし日の夫を偲びたい。
柩は少し良い物にしたい。写真もカラーで大き目になど地味ながら要所には費用をかけたいと言うことになりました。
| 柩
| 70,000円
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| 骨壺(妻の手作り)
| 0円
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| 寝台車
| 20,000円
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| 霊柩車
| 20,000円
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ドライアイス (3日分)
| 30,000円
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| 祭壇
| 500,000円
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遺影、焼香台、経机 受付セットなど全て
| 500,000円
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会葬礼状 (手作り)
| 10,000円
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精進落とし (9,000円×15)
| 135,000円
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| 返礼品(3,000×30)
| 90,000円
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僧侶へ (初七日法要含)
| 700,000円
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| 基本葬儀料
| 140,000円
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| その他
| 1,771,000円
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| 総費用
| 1,911,000円
| 一般的な葬儀として総額は良いとおもいますが、斎場の費用が出ていませんね。受付セットなどと一緒に計上されているのでしょうか。大まかな部分をもう少し詰めると良いと思います。
チーム天国への道(リポーター石井初枝)
夫婦と夫の両親、二女親子が同居。3人の娘のうち長女は結婚して別居している。同居の二女は離婚、三女は海外青年協力隊で連絡不能な地にいる。この家族の妻55歳が急逝した。
夫は現役のサラリーマンだが、日頃から葬送について関心があり、学習会などで学んでいたので知識も豊富であった。三女と連絡がとれるのに時間がかかると見て、まだ一般化していないエンバーミングを施すことにした。
花が好きだった妻を想い花祭壇にしたい。妻が育てた花も添えて。斎場は自宅で、いや自治会館でと、本番さながら数字をあげて話し合った。葬儀は無宗教でということになったが、式次第がなかなかまとまらず、いろいろと意見が出て良かったのだが、いまひとつ詰めが甘かった。
総予算は葬儀だけで70万円くらいではどうかと決まったあたりで時間切れとなってしまった。
| 柩
| 15,000円
|  |
| 骨壺
| 7,000円
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| 霊柩車
| 23,000円
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| エンバーミング
| 150,000円
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| 写真
| 30,000円
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| 花祭壇
| 200,000円
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| 献花用花
| 30,000円
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| 会葬礼状(手作り)
| 15,000円
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| 火葬料
| 0円
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| 僧侶(読経のみ)
| 50,000円
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| 精進落し
| 200,000円
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| 会場費
| 5,000円
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| 音楽テープ
| 0円
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エンバーミングは15円万くらいですが、それ用の柩は少々割高です。遺体搬送、霊柩車など基本的な費用を算出し、それにエンバーミングなどのオプションを加算します。そこへ人件費、その他の費用を加算するとこの場合70万円では少々無理かと思います。
エンバーミングはビューイングシステムともいわれ、これを施すことによって遺体を美しく保存することが出来ます。また遺族や取り扱う業者の感染症防止のためにも今後ますます利用されることが多くなると思われます。アメリカでは地域によって利用者が90%を超えるところもあるようです。
ビューイングという考え方により、遺体が美しく長時間保たれることで、これまでと違う葬送の形ができていくことと思われます。
暮らし くらし く・ら・し
成年後見制度を検討したら・・・・
成年後見制度は介護保険制度とともに始まりました。介護保険は様々な万法で周知され実施に備えました。一方成年後見制度のほうは周知が不足していて、そのような制度があることさえ知らない人が多いというのが実状です。
「精神上の障害によって判断能カが十分でない方、(痴呆性高齢者・知的障害者・精神障害者など)を保護するための制度です。」(最高裁判所事務総局)
成年後見制度はうえの「」に示したとおりです。高齢になり判断能カが十分でなくなることは誰にでもあり得ることですから、特定の人のための制度ではありません。制度は法定成年後見と任意成年後見の2つに分かれています。
| 区 分 |
本人の判断能カ |
援助者
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| 後 見 |
全<ない |
成年後見人 |
監督人を選任する事がある
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| 保 佐 |
特に不十分 |
保佐人
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| 補 助 |
不十分 |
補助人
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| 任意後見 |
本人の判断能カが不十分になったとき、予め結んでおいた任意後見契約にしたがって
本人を援助します。申立てによって家庭裁判所が任意後見人にたいする監督人を選任したときから効力が生じます。 |
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- 援助者は、必要に応じて複数の人や法人を選任することもあります。
- 申立ては原則として、本人が住んでいる所の家庭裁判所に行います。申立てができるのは本人、本人の家族の方などでず。
「法定成年後見人等」 後見人の多くは弁護士や司法書士などで、家裁に登録されています。
「任意成年後見人等」 元気なうちに個人が任意に選び公正証書契約を結びます。
こまったな〜!?
成年後見制度によつて援助できるのは、本人が生存している間だけです。
「家族などがいないない場合い、病院から出るのにどうするの?」
「葬儀は誰に頼むの? 墓地に入れてもらうにはどうすればいいの?」
「費用が随分かかるって本当ですか?」
制度は生きている人のためにありますので、死後の援助はできません。生前契約、遺言などで死後のことは決めておく必要があります。費用は後見人・監督人ともにかかります。十分に検討して日頃から備えてお<必要がありそうでず。
お目を拝借
世界最大の恐竜展が幕張メッセで開かれていますね。地球の歴史は45億5千万年以前からとされています。この中で恐竜の世界はジュラ紀から白亜紀にかけての1億6千万年。恐竜は火も使わなかったし、化石燃料も原子力も利用しなかったんですよね。それなのにあるとき地球上から姿を消してしまった。人類の歴史はというとまだ3万5千年弱、新参者なんだそうですね。しかし、地球は温暖化の一途をたどっている。/奢れるものは久しからず〜と、かの有名な平家物語の一節が聞こえたように思ったのは…空耳ですよね?
LEC葬送10回連続講座、5回目は墓を取り上げました。墓に関心を持って見てみると郊外の霊園の大規模な墓石の列と共に、町中でも随分沢山の墓が目につきますね。死者の終の居場所は民族や宗教や環境によって様々ですが、墓に葬られる場合も、時代を写して変わってきているようですね。隣の韓国でも日本同様国土が狭いので、これまでのように広々とした土地に墓はつくらせなくなったようですよ。墓を利用出来る期間にも15年毎の期限がつき、最大60年までとか。
LECではいま「彩のくに風と緑の森林葬」自然と共生できる墓づくりを提唱しています。すでにある伝統的な墓を大切にするのは当然として、次代のためには祖霊を尊び、自然を守ることを視野に入れた墓づくりが必要なのでは。いま、私たちのこの運動に共感を持つ人の輪が次第に拡がってきています。
フリマ奮戦記
フリーマーケット担当 平野光子
LECうらわ開業以来、月ごとに開かれる調神社の「ふるさと市」の他各所で開催されるフリーマーケットにたびたび参加しました。6月には新都心けやき広場に出店しましたが、生憎の大雨で中断、代替日に延期となりました。その日7月20日は朝から気温がグングンうなぎのぼり、ギラギラ太陽が照りつけるなか8時30分けやき広場へ。前回割り振られたのは日陰になる場所だったのでよかったぁ!と思いきや場所が変わってガンガン照りの南側帯の真中。炎天下で身の隠し場所もないブースが割り当てられ須齋さん、嶋さん、平野の3名は思わず顔を見合わせました。うだるような熱気で額からは大粒の汗がほとばしっています。
仕方ない!とにかく今日一日頑張ろう!と開店に向かって品物のレイアウト。少しでも良いものに見えるように、買いやすいように、ならべていきます。その内、「それいくら?まけてよ」「開店早々だから安くしますよ50円」なんて感じで売れていく。
昨日仕入れた紳士用の靴下も5足400円、11足550円で完売のつもりで、大きな赤い字で書いたところそれがかえって目に付いたのか係員から注意を受けてしまいました。「仕入れたものは駄目です。家庭での不要品のみですから」仕方なく仕舞い込んだ次第です。「いらっしゃいませ!」「安いですよ!おまけしますよ!」と呼びかける。お客さんが足を止め、しゃがみこんでガサガサごそごそひっくり返したり宝捜しのようにしている様は結構私たちも楽しいものです。そのうち「分からなくて探したのよ暑いわね〜」と言いながら高橋さんも手伝いに現れました。
それにしても、この暑さは尋常ではない。頭から汗が蒸発して湯気になっている。気温は37度。体温以上で水の補給が肝心!とぬるくなったペットボトルの水をがぶがぶのみました。ぶっ倒れないかと心配でした。午後になって日差しが少し西により、けやきの枝がわずかに私たちに影を投げかけ涼を注いでくれるようになって、皆ホッと一息。ちなみにこの日の売り上げは1個10円が多かったものの13,750円。本当によく頑張りました。
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